育毛剤は効果ある?それとも効果なし?いつから使うのかも解説
薄毛対策には育毛剤!という宣伝をよく見かけますが、育毛剤は本当に効果があるのか?という疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
この記事では、育毛剤の効果や、育毛剤はいつから使えばいいのかなど気になることを徹底的に解説します。
育毛剤は効果がない!と思っている方へ
育毛剤は効果がないと思っていても、育毛剤のことが全く気にならないわけではない。
しかし、育毛剤の値段は決して安くはないから、実際に買って試してみるのにも相当勇気がいる。
このように思っている方は少なくないでしょう。
たくさんあって決められない!と迷っているだけでは、日に日に薄毛が進行していくだけです。
薄毛の対策はとにかく早く始めることが大切。でも、その前に一つだけ確認です。
「育毛剤にはどんな効果があるのか、きちんと理解していますか?」
育毛剤の効果を確認しよう
育毛剤の効果は、簡単に言うと今ある髪の毛を育てることです。
よく、育毛剤を使えば新しく髪が生えるのでは?と勘違いされることが多いのですが、新しく髪を生やす効果があるのは発毛剤ということを心に留めておきましょう。
育毛剤・発毛剤の効果はこんな人におすすめ
まず、発毛剤の効果について解説します。発毛剤は医薬品であり、新しく髪を生やす発毛効果が認められています。
そのため、発毛剤は以下のような人におすすめです。
発毛剤がおすすめな人
- すでに髪の毛が生えてこない部分も多い人
- 医薬部外品の育毛剤では十分な効果が得られなかった人
ハイリスクハイリターンな印象も強い医薬品の発毛剤ですが、このような人は使う価値があります。とくに「薄毛を放置していたら、ツルツルの生えなくなった部分が増えてしまった…」という人には、医薬品の強い効力が必要です。
医薬品として認められた発毛剤なら、薄毛が進行していても諦めることはありません。かつての豊富な髪を取り戻すため、使用を検討してください。
しかし、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
発毛剤のデメリット
- 副作用が起きやすい
- 製品によっては病院での処方が必須
効果の強い薬は副作用が起きやすいように、医薬品の育毛剤も副作用が起きやすくなっています。
必ず起きるわけではありませんが、医薬部外品に比べると副作用を訴える声も多く、慎重に扱わないといけません。
次に、育毛剤の効果について解説します。育毛剤は医薬部外品であり、抜け毛を予防し今ある髪の毛を育てる効果が期待できます。
育毛剤は以下のような人におすすめです。
育毛剤がおすすめな人
- まだ髪はあるけど薄くなってきた人
- シャンプーやブラッシングでの抜け毛が増えてきた人
- 生活が不規則で髪に栄養が足りない人
- ドラッグストアや通販で購入したい人
- 副作用が起きにくい製品が良い人
医薬品の発毛剤に比べてローリスクローリターンな医薬部外品の育毛剤ですが、このような人ならおすすめです。
副作用が起きにくいため、薄毛が気になってきた初期段階でも気軽に使えるのが嬉しいですね。
医薬部外品の育毛剤には髪に必要な栄養を多数配合した製品も多いため、「髪に必要な栄養がなかなか摂れない」という人も、予防のために利用できます。
育毛剤には発毛剤ほどの直接的な効果はありません。しかし、頭皮環境を整えたり血行を促進する効果が認められた有効成分を含むことで、医薬部外品としてできることがあります。
効果を疑うかもしれませんが、医薬部外品の育毛剤にも十分なメリットがあります。発毛剤より副作用が起きにくく、ドラッグストアや通販で購入できる製品も多いため、薄毛が気になったらすぐにでも対策がスタートできるでしょう。
育毛剤のデメリット
- 薄毛が進行しすぎていると効果が期待できない
- 医薬品である発毛剤に比べると効果を実感しにくい
薄毛が進行してツルツルになっていると、育毛剤は十分な効果が出せません。発毛剤に比べると効果が緩やかで負担が少ない分効果を実感しにくいため、医薬品以上に長期利用が必要です。
育毛剤はいつから使うと効果的?おすすめのタイミングとは
最初に結論をまとめると、育毛剤はできるだけ早い段階で、髪のあるうちに使うのがベストタイミングだと言えます。
たとえば「まだ若くて髪はあるけど、薄くなってきたから育毛剤を使おう」という人と「まだ若くて髪はあるし、ハゲてから育毛剤を使おう」という人がいた場合、育毛剤が力を発揮するのは前者です。
なぜ育毛剤は早めのタイミングで使うべきなのか、これより少し掘り下げて説明します。
育毛剤で薄毛を防ぐなら、効果を引き出す使い方や使用すべきタイミングが大切です。育毛剤の効果を実感できない人は、そうした点を疎かにしているかもしれません。
ここでは育毛剤の使用でありがちな「いつ使えばいいの?」とか「何歳から使えるの?」といった疑問に答えていきます。
年齢制限はなし?若いうちから使える育毛剤
育毛剤を使用するのは30代以降の人が多く、若い人は「薄毛が気になってきたけど、今は使えないかも…」と勘違いしやすいです。
若くして薄毛に悩むのに育毛剤を使えない人は、以下のような考えを持ちやすいでしょう。
- 「育毛剤は年齢制限が厳しそう…」
- 「育毛剤を使っていることがバレたらどうしよう…」
- 「若いうちに使うと逆効果かも…」
しかし、それらは間違いです。育毛剤には年齢制限を設けていない製品もあり、10代や20代からでも使えるものがあります。
また、「育毛剤を使っていることがバレたくない!」という気持ちも理解しているのか、多くのメーカーは育毛剤に余分な匂いをつけず、バレる可能性は低いでしょう。
若くして薄毛に悩む場合、そのまま放置すると30代や40代では深刻な状態になるため、何歳からでも育毛ケアを開始してください。
一部の育毛剤には年齢制限あり
年齢制限のない育毛剤がある一方、明確に年齢を制限している育毛剤も存在します。
とくに多いのが20歳以上の方がお使いいただけますという製品で、10代のうちは選択肢が限られやすいでしょう。もしも高校生や大学生のうちからケアしたい場合、必ず年齢制限を確認してください。
なお、10代のうちは20代や30代よりも薄毛が進行しにくいです。生活習慣の改善やストレスの解消など、日常生活の見直しでも薄毛を防ぎやすいので、そうしたケア方法も覚えておきましょう。
ツルツルだと手遅れ?育毛剤は早めに使おう
薄毛の進行を放置した場合、髪が生えなくなってツルツルになった部位が出てきます。この状態になってから「そろそろ育毛剤を使わないと…」と考えるかもしれませんが、それでは遅いです。
育毛剤はまだ髪が残っている部位に塗布することで、薄毛の進行を阻止できます。ツルツルになった部位では髪を育てるのが困難であり、本来の役目が果たせないのです。
ツルツルになるまで放置した場合、専門のクリニックに通って発毛剤を処方してもらったり、カツラを作って誤魔化したりするしかありません。
育毛剤を使うなら、とにかく早めのタイミングを意識しましょう。
髪があるうちに使いたい育毛剤
育毛剤は早めのタイミングが好ましいのですが、「使い始めの目安はあるの?」と気になりますよね?
そこで、髪はあるけど育毛剤の使用を検討したい状態をいくつか挙げていきます。
- 軟毛になって髪が弱弱しい&細い、すぐにへたる
- 髪のハリやコシがなく、ボリュームが無くなってきた
- シャンプーしたときに抜け毛が目立つ
こうした状態は薄毛の初期段階であり、髪が弱く抜けやすくなっていると言えます。
頭皮が清潔になったタイミングで育毛剤を使うべし
育毛剤を購入したら、1日のうちで使うべきタイミングを覚えるようにしましょう。これは製品によって若干異なる場合がありますが、多くの育毛剤で共通しています。
育毛剤を使うのは頭皮が清潔になったタイミングがおすすめです。つまりはシャンプー後に髪を乾かした直後で、このタイミングで塗布すると育毛成分が角質層まで浸透しやすいでしょう。
頭皮の皮脂は時間経過と共に増えるため、長時間放置してから塗布すると、成分が角質層まで届きにくくなります。皮脂も髪を守るために必要ですが、育毛剤を使うなら早めを意識してください。
1日1回でいい場合、シャンプー後で問題ありません。しかし、育毛剤は1日2回塗布してくださいと書かれた製品が多いため、「シャンプー後の次はいつ使うの?」と気になるでしょう。
1日2回の育毛剤を使うなら、シャンプー後の次は翌朝がおすすめです。起床直後ならまだ汚れも少ないため、育毛剤の成分も浸透しやすいでしょう。
イメージとしてはシャンプー後に塗布した成分が寝ている間に角質層まで浸透し、翌朝にもう一度塗布することで夜までの成分が補充できるといった具合ですね。
「朝にもう一度シャンプーすればもっと効果が出るのでは?」と思うかもしれませんが、シャンプーの回数を増やすと皮脂を落としすぎてしまい、かえって過剰な皮脂分泌を促します。
これは育毛において逆効果なので、シャンプーは1日1回で十分です。
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育毛剤は効果がないと思う方は、発毛剤の効果である「新しく髪を生やすこと」を育毛剤に求めている可能性があります。
また、育毛剤を使うタイミングや使い方を間違えていることも考えられます。
ツルツルになってから育毛剤を使うのでは遅いですし、説明書をよく読んできちんとした使い方をしないと育毛剤は十分な効果を発揮できません。
育毛剤を使うタイミングや使い方に加え、育毛剤の効果についても再確認し、自分に合った薄毛対策をしたいものです。